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2016.12.07 Wednesday

ペーパーアイテム手作り派へのご注意!|先週起きた緊迫事例

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    JUGEMテーマ:結婚

    ペーパーアイテム手作りでSOS

     

    結婚式のペーパーアイテム格安印刷専門会社 ペーパープランナーIGWです。

     

    今日は結婚式のペーパーアイテムを手作りすることについて考えてみたいと思います。

     

    近年、結婚式の招待状や席次表・席札・メニュー表の手作りキットを薦めるサイトが多いですね。

    というかペーパーアイテム取り扱いショップは、ほとんどが印刷込みより手作り用の用紙素材の販売が中心のようです。

    ネットショップというとやっぱり物販が多いですし、印刷は役務の提供事業者ですから、どうしてもそのような傾向になるみたいです。

     

    それでは一体、どれほどのカップルが手作りで婚礼印刷物を完成させているのでしょうか。

    これはどこのサイトか、あるいは雑誌や新聞かも思い出せないので、もちろん引用の出典も書けないのですが…。

    以下のような数字の記憶があります。

    いささかうろ覚えで申し訳ないのですがそんなには、ずれてはいないと思います。

     

    ここ数年の国内の年間婚姻件数は、65万組程度だそうです。

    まぁ人口動態から考えるとそのような数字は妥当でしょうね。

    65万組ですので新郎新婦で130万人、日本人の平均寿命を男女で85歳ぐらいにして、その人数を乗じると1億を超えて大体総人口になりますから一年間での婚姻組数としては合っているわけです。

     

    ところでこの65万組の約4割は、入籍だけで挙式や披露宴をしないらしいです。

    ということは、我らペーパーアイテムの印刷会社(ネット通販のみや式場専属会社も含めて)の対象となるお客様はそのうちの6割、約40万組ということになります。

     

    さて、この方々のうちペーパーアイテムの印刷に関しては、同じく約4割、16万組が式場に依頼せず、何らかの方法でご自分たちで手配するとのこと。

    ちなみにこの4割は間違いない数ですね、弊社の取引先のほとんどの式場様も同じ数字を口にしてましたから。

     

    さてここからですが、この16万組のうち手作り派は75%の12万組、残りの4万組が印刷込みで外部の業者へ依頼するとのことです。

    本当に出典は忘れてしまった数字なのですが、これっていったいどこから調べたのか読んだ時にもかなり疑問でしたね。

    結婚式を挙げるカップル40万組の実に3割、年間12万組も手作りするとはずいぶん多いものですね。本当かなぁ。

     

    ま、数字を信じて、ではなこんなに大勢の方が手作りするのか、いろいろググったりしてみると

    1. とにかく節約のため安く作りたい(式場が高い・ネットでも印刷込みは割高だ)
    2. パソコン操作のスキルがある
    3. 印刷するプリンタ環境が整っている(借用も可能だ)
    4. 二人だけのオリジナリティが出せる
    5. 自分たちで作った手作り感をゲストに感じてもらえる(?)
    6. 二人で手作りした思い出が残る

    なんてことがよく書かれています。

    書かれていますというのは、ネットでパーパーアイテムを販売するサイトで、「こういう理由から手作りが多いのですよ」と記載されているだけで、とくに当事者からアンケートを取ったような節はありません。

     

    確かに1.2.3はできる方ならその方が良いでしょう。これは私もおススメします。2.3の方ならきっとお安く上がるでしょう。

    でも4.5.6はかなり抽象的な話で、この理由だけで手作りする人ってホントにそんなにいるのか疑問です。

     

    もし、これだけのこだわりイメージを出すとしたら、用紙素材を色々用意して、カバーなども特別にデザインして印刷して、断裁して、折り機で折ってなんて、印刷屋がやっても大変な作業。第一節約どころじゃない話になります。

     

    だから、大抵は手作りの用紙キットをネットで購入して、その印刷中紙にいろんなイラストや飾り枠などをWordとかでデザインして自分で印刷するということでしょう。

    でもこれがいわゆるオリジナリティとか、こだわりとか、というのは少し違うような気がします。

    それから、こだわりというといかにも他とは違う価値をもっているという印象を与えることができますが、失礼ですが受け取った側が粗悪なできだと思ったら、価値観どころの話じゃなくなって大切なゲストにかえって不快な印象も与えてしまう。

     

    手前みそで本当に申し訳ないのですがが、やっぱり少なくとも結婚式のスタートの招待状は、式場や専門業者に依頼するのが無難で一番いいと思います。

    なぜかって、こんな理由で印刷だけをお願いされるケースが毎月数件あるんです。

    • ついてきたテンプレートがおおざっぱでカスタマイズできない
    • 仕事が立て込んできて時間が無くなってしまった
    • 印刷はできたけど、どうしても品質が気に入らない
    • プリンタの設定がうまくいかず予備分を使い果たしてしまった

    等々。

     

    ここで先週に当社に持ち込まれた、手作り席次表の緊迫した印刷刷り直しの出来事を一つご紹介します。

     

     

    先週の水曜日に、取引先結婚式場のプランナーさんから電話がありました。

    今週土曜日挙式のお客様で、席次表を手作りで持ち込みするお客様が印刷に不具合が出てしまったので、印刷代行していただけないかと。

    なんでも、印刷中紙はネットで購入したのでその用紙を使って欲しいとのことです。

    用紙は当社まで届けていただけるとのこと。

     

    これって意外とよくあるケースです。それではお客様が作った版をメール添付で送ってくださいと。

    「Wordで作ったそうなので送ります」

    「いやWord文書をいただいてもバージョンによってはコンバートでの変換ミスなど危険なので、PDFファイルに変換して送ってください」

    「それではどちらも送ります」

     

    注:PDFは、いろいろなアプリケーションで作成したファイルを用紙に印刷した状態で保存されますので安心です。

    いや安心できないケースもありますが詳細は避けます。

     

    さてすぐに送られてきたファイルを開きました。プロフィール付席次表の両面パターンで席次表の版組は中々のものでした。

    A3版で160名程度の大きな披露宴です。

    フォントの大きさも肩書きとのバランスもよく(なんか上から目線で生意気なようですが…そこは1万組以上の印刷を手掛けてきたプロですのでお許しを)Wordの制約の中でよく仕上げられたと感心しました。

     

    ただ、プロフィールのデザインははいただけません。

    なぜ手作りされる人って、コーナー飾りやイラストなどをこれでもかと入れてしまうのでしょう。

    それとフォントも何種類も使っていてこれでは、スーパーのチラシみたいに見えてしまいます。

    フォントは日本語2種類、欧文1種類程度で統一し、協調はその太さW(ウェイト)などでデザインするのが、シンプルできれいに仕上がります。

     

    そして木曜日の午前に印刷用紙も届けていただきました。

    またなんという紙でしょう。キラキラ光ったラメ調のものでいかにもレーザーでもオフセットでもインクやトナーがノリにくそうです。そして困ったのはすでに席次表面はお客様が印刷されていたのです。

     

    てっきり両面刷りと思っていましたが、聞いてみると表面のプロフィールのカラー印刷ができなかったとのことでした。

    こういうケースは嫌なんですよね。裏面が何かで汚れてしまったりすると取り返しがつかなくなりますので緊張します。

    でも何とか慎重に慎重に刷り上げて夕方には納品させていただきました。

     

     

    ところが翌日金曜日です。件のプランナーさんから朝早く携帯に電話がありました。

    「実は昨日のお客様の席次表ですが…」(明日が挙式のお客様です)

    こういうケース、20年以上もやってますけど一番イやな瞬間なんです。

    土日挙式のお客様の件で電話ときたら、なんかミスったか?といのが定番ですから。ま、どっちのミスでも刷り直しときますので覚悟はしてますが。

     

    「お客様のタイプミスで席次表のお名前を間違ってしまったそうです。同じ紙で刷り直しはできますか」と。

    お名前の間違いは新郎側の主賓だそうです。親戚や友人なんかだったら、事前に電話してお詫びということもできますが、会社のお偉いさんではそうもいかないし、後々の自分の昇格の行方なんかも考えてしまいますよね。

     

    長いこと商売してますが、こういうパターンは自分のミスではなくても、ほんとに気の毒になるんですよね。

    何とかしてあげたいけど、あんな紙を取り寄せるのは取引の紙問屋さんでも数日かかるし、仮に偶然あったとしても200枚とかいうロットは買うこともできないのです。

     

    結局当社の上質紙で両面を刷り直すということで、明日のお式に間に合わせました。

    用紙選定のこだわり、デザインを作るこだわり、印刷するこだわり、このこだわりが裏目に出てしまった残念なお話です。

     

     

    こういう事例を幾度も見ているプランナーさんのアドバイスをよそに、意気揚々と手作りで、こだわりのオリジナリティと節約を目指した花嫁、すっかりしょげかえっていたそうです。本当にお気の毒です。

     

    式場や外部業者への依頼ですと、印刷前に何人もの目(校正)が入るのでこういう結果になることはまずありません。

    ちなみに、節約どころか式場依頼で頼んだ場合の料金を超えてしまったそうです。

     

    今日はネガティブなお話なってしまいましたが、一生に一度の結婚式、残念な思いでだけは残さないよう、計画はぜひ慎重に進めましょう。

     

     

    結婚式の印刷会社(招待状・席次表・席札)安くて早いIGW の記事です

     

     

     

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